言い回しやアピールの仕方、教えます!シニア面接の質問対策
シニアも働く時代。まずはアルバイトから!
日本では、65歳以上の就労者は、全体の11.9%。今や、働く人の10人にひとりが高齢者です。特にシニア向けのアルバイト求人は、今後さらに増加する見込みです。
再就職に二の足を踏んでいる方も、ぜひこの波に乗りたいですね。そのためには、まず採用選考を乗り越えなくてはなりません。面接ではどのような質問をされるのでしょうか。
質問の受け答え、アピールポイントは?
中高年の採用は、アルバイトであっても書類選考で7割がた合否が決まっているケースがほとんどです。履歴書の情報は口頭での確認に備え正確に書くことはもちろん、提出時にはコピーを手元に残して、内容を把握しておきましょう。面接でよくある質問と回答のポイントをおさえて、採用確定、または一発逆転を狙いましょう。
-
実務経験だけでなく、家事や育児、介護の経験もアピールポイントです
「自己紹介をお願いします」
まずは自分の氏名を、フルネームではきはきと告げます。続けて、職務経験をかいつまんで説明します。長年事務方にいたから地道な作業が得意、営業部で勤めあげて人と接することが好き、など、志望先の業務とリンクする自己アピールをふくませた内容がベストです。
家庭を守ってきた方も、地域の活動に参加した経験や、家事・育児・介護を通じて培った自分の長所をしっかりとプレゼンしましょう。いずれも、客観性のない自慢話、私的なエピソードを盛り込む、3分を超える長話は厳禁です。
-
抽象的な回答は避け、前向きで具体的な一文を
「新しく覚えることが多いですが、大丈夫ですか?」
頑張ります、やる気はあります、など、抽象的な回答は損をします。例えば、「社員の方や先輩方に教えていただくことが多いかもしれませんが、少しでも早く慣れるように努力します」と若い人にも指導を仰ぐ協調性をにじませれば、印象はアップするでしょう。
「志望動機を聞かせてください」
家から近い、賃金がよいなど、条件面のマッチングのみを挙げるより、具体的な一文を添えて、会社や業務、商材への興味関心を伝えましょう。「近くて楽」をちょっとふくらませて「同じ生活圏内にあって親しみを感じる」など、ものは言いようです。
-
シフトの希望は遠慮せず提示
実務に関する説明や勤務開始日、通勤経路などに話がおよぶ頃には、打ち解けた雰囲気を醸し出す担当者も多いもの。笑顔で受け答えしつつ、自分の希望を遠慮せずに提示しましょう。シフトが埋まると思って採用したのにやはり無理、となっては、早期解雇もあり得ます。曜日や時間の都合をメモにまとめておくと間違いがありません。
-
マナーや立ち居振る舞いは基本
そのほか、趣味や家族についてなど雑談めいた質問もよくあることですが、リラックスしすぎには要注意。腕組み、背もたれによりかかる、一方的に喋るなど、普段のくせには気を付けたいですね。服装面をふくめ、一般的なマナーにのっとった立ち居振る舞いが基本です。
-
「何か質問はありますか?」はアピールチャンス!
「何か質問はありますか?」
面接の終盤に来る逆質問は、熱意をアピール出来る絶好のチャンスです。特になし、または待遇面の質問ばかりしては悪印象を残します。「就業までに勉強しておくべきことは?」この一言だけでもぐっと評価は上がるでしょう。業種にからめた具体的な質問ならなおベターです。
-
持病は正直に打ち明けるべき?
健康面について尋ねられた際、既往症や持病がある方は、申告すべきか悩むところです。勤務に差し支えがなく、傍目に気付かれないものなら、伏せておくのも間違いではありません。逆に、働くうえで周囲の理解が必要ならば、正直に打ち明けたほうが無難です。
相手を知り、自分を知る
面接の対策をたてるには、自分自身を知り、志望先について学ぶ必要があります。それはそのまま、新しい職場でスムーズに働くための準備にもつながっていくでしょう。
最新更新日 2018.05.28