実は年々上昇している水道代!節水を習慣化するには?
家計に占める水道代の割合
総務省統計局の2016年家計調査報告によれば、単身世帯を含む全世帯の消費支出は月平均242,425円で、上下水道の料金は月平均4,200円、支出の1.73%を占めています。
上下水道料金が家計に占める割合は年々じわじわと上昇しており、10年前の2007年において、それぞれ261,526円、4,193円、1.60%、でした。
東京都水道局の調査によれば、家庭における水道の使用目的は、下記の円グラフのようになっています。
今ではお風呂で使う水が4割を占めており、日本人の清潔好きが反映されているようです。トイレは節水型が普及したため、使用量が下がっています。
ここでは、あまりストレスを感じることなく水道代を節約する方法をご紹介いたします。
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元栓、蛇口の確認を
水道の元栓からポタポタと水が漏れていませんか。今より少しだけ元栓を閉めましょう。
それでも水漏れするようでしたら、水道のゴムパッキンやコマを交換しましょう。ホームセンターなどで簡単に入手でき、交換も容易です。その際、節水コマを利用するとさらに節水になります。
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お風呂の節水
お風呂の節水は、シャワーを使うか浴槽を使うかで大きく変わります。夏の暑い時期はシャワーを使う方が多いと思いますが、シャワーヘッドの使用やシャワーの手元についている一時停止スイッチを活用するとより節水になるでしょう。
節水シャワーもおすすめです。水圧を変えないで水の出口の穴数を少なくしたものや、空気を取り込んで節水するものなど、価格も1,000円台から10,000円台まで様々な製品が発売されています。
入浴後の残り湯を洗濯や植木の水やり、洗車、洗い掃除に再利用することでも節約になります。
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トイレの節水
タンク式水洗トイレの場合、タンクの中に取り付けて節水するタイプの器具が数種類販売されています。ペットボトルなどをタンクに入れて節水する方法は、かえって水の使用量を増やしたり故障などの原因になったりしますのでお勧めできません。
古いタイプのトイレは、機会があれば節水型トイレを検討してみるのもアリです。節水型トイレは、従来の1/3程度の水で済みます。
トイレの使用回数を減らすことは難しいですが、大・小をきちんと使い分けることでも容易に節水できます。
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炊事・キッチンなどの節水
水を流しっぱなしで食器や食物を洗うと、使用量は当然増えます。洗う前に汚れをふき取り、ボールなどの容器に水を溜めて洗うとよいでしょう。
食器は食器洗い機を使った方が効果的です。手洗いと比べ、1/5程度の水と金額で済むといわれています。
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洗濯の節水
洗濯物をまとめて洗い、洗濯回数を減らしましょう。電気代の節約にもなります。ただし、洗濯機に見合った適量を守りましょう。洗剤は、すすぎが1回で済む洗剤がおすすめです。
毎日の生活で、コツコツと
様々な節水法をご紹介しましたが、まずは安価で手に入る節水グッズを使うことから始めてみてください。
節水を習慣化することで、月々の水道代が安くなったことを実感し、続けることが苦にならなくなるでしょう。
最新更新日 2018.06.15