休日にのんびり見たい!シニアが活躍するおすすめ映画3選
仕事一筋の人生に多くのシニアが共感
映画は幅広い世代に親しまれている娯楽の一つです。誰でも一度は、映画を見て勇気づけられ、生きるヒントが見つかった経験があるのではないでしょうか。
これまでに膨大な数の作品が製作されていますが、そのなかでシニアが活躍する珠玉の3作品をご紹介します。
1.ぽっぽや 高倉健主演の心温まる名作
邦画でいえば、例えば1999年に公開された、故・高倉健主演の鉄道員(ぽっぽや)が有名です。第23回日本アカデミー賞(2000年3月)の最優秀作品賞、最優秀主演男優賞など主要部門をほぼ独占した作品です。
北海道のローカル線である幌舞線の終着駅「幌舞」で働く駅長の佐藤乙松(高倉健)と駅に現れた少女との交流を描いた物語で、小林稔侍、大竹しのぶ、広末涼子なども出演しています。炭坑夫役で出演した志村けんと高倉健との共演も当時話題になりました。
鉄道員は高倉健が60代後半の時の作品で、2014年の訃報に際し近年の代表作として紹介されました。朴訥で、妻の死に立ち会えなかった時「俺は、ポッポやだから身内のことで泣くわけにはいかんでしょ」と嘆息を漏らす愛情表現の不器用な駅長役は俳優・高倉健の魅力が存分に引き出されたはまり役です。雨の日も雪の日も駅に立ち続ける鉄道一筋の人生を送るその姿に多くのシニアが共感し涙しました。
2.マイ・インターン 誠実でチャーミングな人柄がシニアの理想像として人気に
2015年にアメリカで制作された「マイ・インターン」もシニアにおすすめの映画です。監督・脚本・製作はナンシー・マイヤーズ、主演はロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイのコメディ映画で、全国的なヒットとなりました。
女社長(アン・ハサウェイ)が経営するファッションサイト運営会社に、70歳の老人ベン(ロバート・デ・ニーロ)がシニアインターンとして入社し、活躍するという内容です。
電話制作会社に40年間勤めた人生経験豊富なベンは妻に先立たれ、人生の生きがいを求めて入社しますが、持ち前の誠実でチャーミングな人柄から慕われる存在となります。
社内の潤滑油としての役割を果たし、他のスタッフのサポートをする一方で、困難に見舞われた女社長を温かく励ますベンの姿はこれもまたある種のシニア男性の理想像として受け入れられ、特に女性から多くの支持を得ました。
3.ロボジー ロボットに扮するシニアのドタバタ喜劇
コメディといえば日本で2012年に公開されたロボジーも有名です。電器メーカーの技術者が開発したロボットを演じる老人が数々の珍騒動に巻き込まれていくという奇抜なストーリーの痛快ドタバタコメディです。
監督・脚本は「ウォーターボーイズ」や「スイングガールズ」で知られる矢口史靖、歌手で俳優のミッキー・カーチスが「五十嵐信次郎」名義で俳優デビューを果たした作品です。
我が儘をいって周囲を困らせたり、孫にデレデレであったりと、人間味溢れる老人のキャラクターが人気を博し、公開初日2日間で興収2億234万100円、動員16万4,694人の成績をたたきだしました。興行通信社調べの映画観客動員ランキングでも初登場1位になっています。
このほかにもシニアが活躍する映画はまだまだたくさんあります。普段は忙しくてなかなか時間がとれないという人も、たまにはゆっくりと家で映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最新更新日 2018.06.19