転職、再就職に備えたい。失業保険とは?
雇用保険に加入していれば失業手当が支給されます
何らかの理由で仕事を辞めることになってしまった時、1番心配なのは収入ではないでしょうか? 雇用保険に入っていれば、新しい仕事を探すまでの間、生活に困らないよう失業手当の給付を受けることができます。
保険を利用するには、以前働いていた会社で書類をもらい、ハローワークに行って申請をする必要があります。働いていた日数や退職の理由によってもらえる金額が変わってくるので注意が必要です。
2つの給付条件、申請手続きに必要なもの
給付の条件とは?
失業手当の給付を受けるための条件は2つあります。1つ目の条件は、働いていた期間の12ヶ月以上、雇用保険に加入していたことです。しかし会社が倒産したときや、リストラにあったときなど会社側の都合で突然退職が決まった場合は、例外として6ヶ月間の加入で認定されます。
2つ目の条件は、自分に合う仕事があればすぐにでも再就職したいという意志を持っていることです。仕事を辞めたら誰でも手当を受けられるわけではありません。失業保険は、仕事を探している人に給付されるものなのです。
手続きに必要なもの
失業保険を貰うためには、最寄りのハローワークで手続きを行う必要があります。ハローワークは平日のみ、8時30分から17時15分まで開いています。
- 雇用保険被保険者離職票(1)
- 雇用保険被保険者離職票(2)
- 印鑑
- 写真2枚(縦3cm×横2.5cm)
- 普通預金通帳
- マイナンバー確認証明書(住民票などでも可)
- 本人確認証明書(免許証、マイナンバーカード、年金手帳など)
ちなみに離職票は手続きに数週間かかるので、退職後に郵送で受け取るケースがほとんどです。届いたら内容に間違いがないか確認するようにしましょう。
申請後やること、給付金額や期間の目安
申請後は受給説明会で配布された「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」に、失業中であることを記入して1ヶ月ごとに提出します。これらの書類により、現在失業中である且つ就業意欲があることが認められれば失業手当の給付を受けることができます。ハローワークや他民間の就職紹介などを利用して、再就職の意思があることを示すことが大切でしょう。
失業手当の給付金額は、退職前の給与や年齢、退職の理由などによって算出され、一般的にはもらっていた給与の5~8割がおよその支給額です。
しかし、勤務年数やそれぞれの状況により給付される金額や期間は変わってきます。詳細は、ハローワークに置いてある失業保険の資料やホームページでも知ることができます。いざというとき慌てないよう、失業手当の給付される金額や期間を調べておくと良いですね。
最新更新日 2018.07.05